永代供養について
先祖の供養について日本人は「根元枯らして枝葉栄えず」と木の根元(先祖)と枝葉(私達)の関係で、その大切さを今日に伝えております。
根元がなければ枝葉は存在しないと感じて先祖への感謝の想いを供養に込め、行った供養も栄養が根元から枝葉に行き渡るように、いずれは自らの福徳となって巡ってくると考えてきました。
先祖供養の尊さは何時の時代も変わることはありません。
ところが、核家族化が進んではや数十年。
家や家族の形も多様化し、ライフスタイルも日々変化する現代に於いて「後継がいない」「故郷の墓が遠方にある」などの理由から様々な問題が生じ、永代供養墓が求められている現状があります。
また、メディアにおいても霊園などのCMなどで見聞きする機会も多い「永代供養」。
一口に「永代供養」と言っても納骨時には「合祀墓」や「個人墓」、「家族墓」など、また「お位牌」のお預かりの有無などと形態は様々ですが、なんとなしに「永代供養」という言葉が一人歩きしている風潮も見られます。
ご家庭によって抱える問題や事情は様々ですが、時代の変化、ライフスタイルの変化が原因で尊い供養をないがしろにするのは決してよくありません。
当山では地元の篤信者さんからの寄進により建立していただいた納骨堂(永代供養墓)が境内にあり、納骨及び位牌のお預かりなど、永代供養の相談に応じております。
原則、当山檀信徒の方に限りますが、檀信徒の方の縁者や信者さんなどで他宗旨他宗派から真言宗に移られ納骨を希望される方もおられます。
まずはご相談ください。